贈る、という幸せ。
シャディ 2017年新CM_『賢者の贈りもの』90秒バージョン
Shaddy (以下、シャディ) は『ギフト』市場の一線で、長年愛され続けている日本の企業。
「贈る、という幸せ」シャディの思いをのせたハンガリーでの撮影に携わりました。
ストーリーは、日本でも有名な『賢者の贈り物』となっています。
【賢者の贈り物】作:オー・ヘンリー
貧しい夫婦の愛の物語。
夫の宝物は祖父から父へと代々伝わる金時計、妻の宝物はその美しく長い髪でした。
クリスマスイブの日。
お金はないけれど、愛する人に何かを贈りたい、その一心で二人は自分の大切なものを手放したのです。
妻は夫に金時計につけるプラチナの鎖を、夫は妻の艶やかな髪にキレイな櫛を手に入れました。
しかし、互いが想い選んだプレゼントにふさわしい宝物はもうそこにはありません。
プレゼントの鎖を付ける金時計も憧れた櫛でとかす美しい髪もありませんが、夫婦は「贈る、という幸せ」を胸いっぱいに感じる微笑みあうのでした。
心をつなぐ贈り物
相手を想い選ぶギフト。
夫婦が「贈る、という幸せ」を互いに噛みしめるオー・ヘンリーの『賢者の贈り物』は、『贈り物』で人と人とのあたたかい心をつなぐというシャディの思いを表現するのにぴったりでした。
壮麗な背景にもご注目を
撮影の舞台となったのは、ハンガリーの首都ブダペストから北に車で 1 時間ほどいったところにあるEsztergom (エステルゴム) という街。
現在では、あの「スズキ」の車で有名なところなんです。
エステルゴムには、大きな Magyar Suzuki ※1(マジャール・スズキ)社があり、ニッポンの車が今やハンガリーの国民車的存在となっています。
※1 Magyarとはハンガリー語で「ハンガリー」の意味。
そんなエステルゴムには、国内最大の大聖堂があり、今から千年以上前からハンガリー・カトリックの総本山となっています。
今回は、その大聖堂を中心に撮影が行われました。
この美しい背景は、セットではなく現存する街並み。
街行く人々の衣装を変えただけで、まるでタイムスリップしたかのよう。
セットを作らなくても、中世の時代を思わせる風景が残っています。
最近頻繁にハリウッド映画がハンガリーで撮られているのも納得ですね。
これからも魅力満載のハンガリーを日本の皆様にご紹介するお手伝いを真心こめて続けていきますので、よろしくお願いします!
そしてプロフェッショナルな現場に立ち会うチャンスをいただいたこと、ステキな方々に出会えたご縁に心から感謝感謝です (TυT)