ブダペストからちょっと足をのばして訪れたい町、センテンドレ
ハンガリーの首都ブダペストから北に電車で40分ほど。
ドナウ川を望む小さな町、センテンドレを訪ねました。
アーティストが集まる町として知られるセンテンドレの魅力に迫ります。
観光に、ウエディングフォトに、ショッピングにぴったりなロケーションです。
昔ながらの色彩があふれている町
石畳の道にパステルカラーの建築物、赤い屋根。
センテンドレは今も尚、中央ヨーロッパの古き良き情緒を残しています。
散策しているだけで、おとぎの国に来たようなトキメキを感じられる町。
ブダペストから郊外電車の HÉV (ヘーブ) に乗って1時間もしないうちに、ドナウの真珠ブダペストの華麗さとはまた違った、鮮やかな色彩に包まれた街並みが現れます。
週末は中央広場までの道沿いで、ハンガリー雑貨の青空マーケットが開催されています。
思わず写真にとって Instagram ( インスタグラム ) でシェアしたくなるほど可愛い雑貨たちがずら~り♪
センテンドレでは、とっておきのハンガリー雑貨巡りができますよ!
街角で見つけたお気に入り
少し顔を上げて見てみると、さっきまで気づかなかった 「 素敵カルチャー ♡ 」 を発見!
それはヨーロッパのセンスを感じさせる看板です。
センテンドレで見つけた看板の中からお気に入り写真ををチョイスしました。
上写真はキッチン用品店の看板です。
古風な素朴さに隠れるハイセンスなデザインは、現代でも尚、と~ってもかっこいい!
看板だけで一体何枚の写真を撮ったのでしょう …
それぐらいあっちもこっちも見ていて楽しいデザインであふれていますよ。
冒険気分で路地裏散策
センテンドレは細い路地が入り組んでいます。
かといって迷子になるほどではないので、ご安心を。
実は坂道が多い町なので、路地裏に入って現在地がわからなくなれば、とりあえず下ってください。
そうすれば、たいてい中央広場にたどりつきます!
ちょっと路地を進んでみると、町の表情が一変。
これは言葉では伝えきれないのですが、例えるならジブリ作品『耳をすませば』のロケができそうな感じ。
この映画をご覧になった方は、きっと共感していただけるはず。
雫ちゃんが電車に乗っていたネコを追いかけてオシャレな雑貨店 ( 聖司くんのお爺さんのお店 ) に迷いこむ、あのシーンです。
坂道を上り、路地を抜けるとガイドブックには載っていない秘密の風景が広がっています。
治安もいい町なので、メイン通りからちょっと路地裏に入って探検してみてくださいね♪
ハンガリーの可愛さを教えてくれる芸術の町
メイン通りを歩いていると、カフェやギャラリー、雑貨店が増えていきます。
ハンガリーの名産品パプリカ製品をとりそろえるお店やハンガリーワインをテースティングできるワイン博物館、陶器や刺繍といったハンドクラフト雑貨に出会えます。
中でもセンテンドレでおすすめのお土産がこちらの Kékfestő ( ケークフェシュトゥー ) 。
Kék ( ケーク ) はハンガリー語で ” 青 ” 。
Festő ( フェシュトゥー )は、人を指す時は ” 画家 ” となりますが、ここでは ” ペイントする ( 色を塗る ) ” ことを意味します。
板に細かな針を打ち付け、デザインのパターンを作ります。
その針で青い布地に白い模様を付けていく手法です。
国外ではあまり知られていませんが、ハンガリーで愛され続ける民芸品の一つです。
夏はドナウ川沿いでの~んびり
センテンドレのもう一つの魅力は、ドナウ川沿いの景色。
夏場は、川沿いのベンチで日向ぼっこしている人、カフェのテラスで優雅にランチをしている人、川遊びをしている人たちの姿を見かけます。
町歩きも楽しめて、ちょっぴりリゾート感も味わえるセンテンドレ。
首都ブダペストからちょっと足をあしをのばして休暇を過ごしてみませんか?